先日Mリーグ22-23シーズンが開幕し、その試合で四暗刻で上りを決めた声優上がりのKONAMI麻雀格闘倶楽部所属、伊達朱里紗選手の生い立ちについて生まれてから声優になり、プロ雀士になるまでを徹底解説していきたいと思います!
年甲斐にもなく勇気をだしたツインテール。ありがとうございました🥲封印されます。 pic.twitter.com/xVS33uKH9d
— 伊達朱里紗(だてありさ) (@_datex_) October 31, 2022
伊達朱里紗選手の生い立ちについて
伊達朱里紗選手は1991年5月10日兵庫県で生まれました。現在は81プローデュースに所属し声優として活動する一方、日本プロ麻雀連盟所属のプロ雀士としても活躍しています。そんな伊達朱里紗選手が声優になるまでの生い立ちと麻雀との出会いについて解説します!
将来は声優さんになって活躍したい!と考えていた学生時代について
子供の頃の伊達選手は絵を描いたり、カラオケが好きだったりなど芸術肌な一面があり、将来は漫画家になりたいと考えていました。小学校6年生のある国語の授業の時、教科書読みの際に”噛んだら交代”というルールのもと音読が行われなんと伊達選手は一度も噛むことなく教科書読みを終えてしまったのだそう。そのことで読むことが得意だし好きだと思った伊達さんは、朗読をしたり、歌を歌ったりする職業につきたいと自分の将来について考えました。すると友人から「声優さんって朗読も歌うこともするらしいよ」と教えてもらったことをきっかけに声優を目指すことを決めたみたいです!
15歳の時には上京しようと決めていた伊達選手ですが一人娘だったということもあり母親に地元の高校に進学するよう説得され映像・デザイン系の高校である大阪市立工芸高校映像デザイン科に進学しました。ここでも将来を見据えた進路選択をされていたようですね。
そして18歳になった伊達選手はもう1度、上京しようと試みますが自分の元から離れてほしくないと思っている母親から「大学を卒業してからでいいんじゃない?」と言われ、立命館大学映像学部に進学し、またも上京することができませんでした。2度も上京する夢が叶わなかった伊達選手は「私はもう声優になれないかもしれない、、、。」とさすがに落ち込んだようです。
しかし、田村ゆかりさんのライブDVDを見たことをきっかけに19歳の夏に大学を休学、ここから上京の準備として毎週深夜バスで東京に通い、オーディションを受け続けたようです。ここで伊達選手は休学期間の2年で声優になれなかったら潔く諦めようと思っていたみたいです。
そして21歳の頃に81プロデュースに所属することが決まり声優としての道を歩むことが決定し、京都の大学を退学しました。
麻雀との出会いはアニメだった!?
伊達選手と麻雀の出会いは幼稚園の時で、伊達選手の祖父がよく麻雀をするみたいで伊達選手も麻雀牌を触ってたみたいですが本人の記憶にはないようです。18歳の時に状況を逃して落ち込んでいる伊達選手ですがそんなある時にたまたま、麻雀が題材のアニメ『咲-Saki-』を観たことで麻雀と出会いました。そこから大学の先輩に麻雀を教えてもらって麻雀をするようになりました。また、上京してからも声優仲間と麻雀をよくしていたみたいです。
声優人生の大きな一歩は麻雀に関するものだった!
声優事務所に所属したものの、所属してすぐにお仕事がもらえるどころかオーディションさえもらうことさえ難しく、オーディションに受かることも至難の業だったことから仕事がなかなかもらえない日々を過ごしていたようです。
そんな中『咲-Saki-全国編』のオーディションの話をもらった伊達選手は見事『上重 漫(うえしげすず)』役で合格し、声優人生で初めてオーディションに受かるという経験をしました!
27歳の時に気づいた「私って芝居興味ないな、、、」
声優としての道を歩んでいた伊達選手は当時27歳の時に薄々感じていた「私って芝居に興味が無いんだな」という気持ちに悩むようになりました。というのも声優の養成学校に入った時に養成学校の先生から「声優という仕事は役者と同じなんだ!役者だから芝居が第1なんだ!」という指導を受け伊達選手は「そうなんだ」とあっけらかんとなったそうです。実際に周りの声優仲間も「お芝居大好き」、「お芝居頑張りたい」と言っており自分との熱量の違いも感じていたそうです。また、その当時はアニメの主役を担当していたこともあり芝居に対する指摘も難しいものが多く困惑してしまったようです。
声優で行き詰まった時にいった渋谷オクタゴン!
仲間内では勝つことができた伊達選手ですが、声優で行き詰まっていった渋谷オクタゴンでは麻雀ばかにボコボコにされ自身の麻雀の強さが全然強くなかったことがわかりました。そこで伊達選手は強くなりたいと思い、麻雀を今までよりもより深く勉強しようと思いました。そして毎日通うようになり伊達選手の心の中で本気でやりたいという気持ちがますます強くなり、プロ入りを声優事務所の社長に相談しました。当時の麻雀のイメージがそこまで良くなく、声優が麻雀プロになってもいいものかと考えていた伊達選手ですがそんな心配は必要なく、社長からの了承もすんなりもらえたみたいです。
Mリーグでドラフト指名されるまで
日本プロ麻雀連盟の試験に受かり、晴れてプロ雀士となった伊達選手ですがそこから様々な大会に出場し実力を発揮していきます。まず2021年に創設された日本プロ麻雀連盟の世代限定タイトル戦である桜蕾戦(女性プロ限定)に出場。この大会の参加資格は20代までとなっており最初で最後のチャンスだった伊達選手は「自分の力で勝ち取ってやる!」という意気込みで挑み、見事優勝を飾りました。
そして現在のライバルチームであるEX風林火山のニューメンバーオーディションに参加しました。この時のねらいを伊達選手は「強い人たちと戦って結果を出すぞ」という気持ちで挑み、最終的には170人中総合8位、女性1位の成績を収めました。この時、優勝したのが松ヶ瀬隆弥選手でした。
さらに第9期JPLM WRCリーグで佐々木寿人選手と同卓して勝ち上がってベスト8に残ったこともあり2021年8月2日のMリーグドラフト会議でKONAMI麻雀格闘倶楽部から1巡目指名を受け、まだプロ3年目ながらもMリーガーとなり、『朱きヴァルキュリア』と呼ばれています!
まとめ
伊達選手は最初プロの声優さんになるために上京しようと試みたが何度もの失敗し、最後を半ば強引に上京し、事務所に所属することができたという素晴らしい行動力をお持ちの方なんだなと思いました。また、麻雀をはじめ、麻雀バカに出会いボロボロに負けてしまった悔しいさから本気で麻雀プロになりたいと思いプロ試験を受けるなど負けず嫌いな部分を垣間見ることができました。今後の伊達選手の活躍に期待です!
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